クロテッドクリームというもの

近所のスーパーでやはり安くなっていて衝動買いしてしまったのであるが,思いのほかクリームしてなくて驚いた.
成分的には,生クリームと無塩バターの中間に属するものなのだけど,挙動もまさしくその通りで,とても液体とは呼べない粘性の高さを誇り,かろうじて流動体と呼べる見た目.どうやって作っているのか知らないけれど,最初に作った人間は,何を思ってここまで濃度を上げようと試みたのか理解に苦しむ.
焼いたクロワッサンに付けて食べたのだけど,脂肪分とミルクの風味が絶妙で,非常にリッチな味であった.
これ程手の掛かる食材を用意出来るイギリス料理.本気を出せば相当美味しくなれると思うのだけど…….連中は紅茶意外の食事に価値を求めないのであろうか.残念至極である.